どうやって丸く削っているの？
というご質問を時々いただきます。
機械で自動的に削っているわけではなく、一つずつ削っているのです。
実にアナログな手法です。
アナログな手法じゃないと割れたり欠けたりしてしまうのです。
機械で自動的に削れたらどれほど楽ちんでしょう！

最初に四角く組んだ枡を下の写真のように大まかに丸くします。

次に旋盤で丁寧に形を整えていきます。
刃物を変えながら、枡の向きを変えながら、あっちを削りこっちを削り。

最後に細かなサンディングをして塗装して完成です。
かなり省いた簡単な説明ですが(笑)
一つずつこのように削りますので全て微妙に形が違います。
つまり、同じものが無いのです。
これだけの厚い板をしっかり組むこと自体が大変で、丸く削るのも大変です。
連続でいくつも出来ないのです。腱鞘炎になってしまうので。
だから一日に出来る数量が非常に限られます。
お客様が手にされた丸枡は世界で唯一となるわけです。
大変希少な丸枡、お手元にいかがでしょうか？
ずっとなでなでしたくなる触り心地になっております。
あ、この丸枡は完成までに実に多くの職人の手がかかっています。
材料削る人、組み上げる人、丸く削る人、塗装する人。

株式会社マル仁
www.marunibox.com