「枡は酒を飲むためのうつわでしょ」
「酒飲む以外にどうするの」

一般論ですね。

【枡＝日本酒】

もしこれが違うとしたら…

それどころか神が宿るものだとしたらどうでしょう？
神!?

実は枡は昔は年貢を量ったりするための計量器でした。
枡酒なんてのは明治維新の後です。
もし時代劇で枡酒が出ていたら、それは嘘です。
しかもコップを枡に入れてこぼして飲むというのはもっともっと近年です。

「じゃあ神様と何の関係があるの？」

昔々の人々は計量と分配の機能が神の役割を代行するものと考えられました。
神の恵みである大切な食物が、枡で適正に計量、分配される行為の背景に、人々は公明正大な神の力を感じていたそうです。

つまり「枡」とは食物を計量する神聖な道具と考えられてきました。
飽食の現代では思いつかないですね。

例えば春の田の神迎えや秋の収穫祭の時は、飯や団子、餅などの供物を入れる特別な器となります。

神社では神䬻(神様の食べ物）を入れる容器として使われます。
穀霊を宿してそれを増殖させる機能があると見られてきました。

いかがです？
単なる酒器でないことがお分かりいただけたと思います。
昔からあるものには意味が在るんですね。

枡で一杯やれば病魔退散、魂の再生、さらに福を招くと良いこと尽くめです。

「よし、ちょっとアマゾンで枡でも注文するか！」
ではなく、

材料、加工、仕上げにこだわりぬいた弊社の枡をご購入下さいませ！
手にすれば分かる他との違い。

枡はどれも同じではございませんことを申し上げまして、本日は終了。

株式会社マル仁
加藤智一